胡蝶蘭の育て方
胡蝶蘭の育て方についてご紹介しましょう。
胡蝶蘭というのは、販売が年間を通して行われています。
しかしながら、このような胡蝶蘭は、温度コントロールを温室で行って、花を強制的に咲かせているものです。
自然の場合には、花径が11月〜12月に伸びてきます。
加温を冬に行った温室の場合には、2月〜3月頃に花が咲きます。
暖かい暖房が効いている部屋に置いているようなビニールの簡易温室内の場合には、3月〜4月頃に花が咲きます。
普通の暖かい室内の場合には、花が咲くのはこれ以降になります。
しかしながら、胡蝶蘭の場合は冬の乾燥した空気、冬の寒さに対しても弱く、花を室内に置いているのみで咲かせることは困難になります。
胡蝶蘭を寒い時期に買った場合の開花株についてご紹介しましょう。
熱帯の植物である胡蝶蘭は、非常に寒さが苦手です。
真冬に買った胡蝶蘭は温室で育っているため、最低でも15℃程度の室温に開花株は維持する必要があります。
置くところとしては、日当たりのいいレースカーテン越しのところに置いて、水やりとしては、植え込み材の水気がなくなって表面が乾いてから、暖めて室温程度になった水を与えましょう。
水を与え過ぎると、根腐れの要因になるため注意しましょう。
しかしながら、湿度を好むため、空中湿度がある程度必要です。
暖房が効いている部屋などの場合には、何回か加湿を暖かい時間に霧吹きなどで行いましょう。
花の寿命は、空中湿度が足りなくなってくると短くなります。
開花中に肥料をやる必要はありません。
開花も終り頃になって切り花に最後の花をすれば、花が結構長く楽しめます。
花を切る場合には、花茎切りを花茎の途中で行えば、2番花が咲く場合があります。
胡蝶蘭が花後に販売されている場合についてご紹介しましょう。
胡蝶蘭が贈り物などで販売されている場合は、数株の裸苗やポット苗を寄せ植えしている場合が多くあります。
管理をそのままの状態でしていると、育てる場合に根が腐食しやすくて難しくなります。
そのため、花が終われば、育てる場合にそれぞれ一株ずつにしましょう。
花が5月〜6月頃にちょうど終わった場合には、植え替えを一鉢ずつにしましょう。
しかしながら、これ以外の時期の場合には、数株の裸苗やポット苗を出して、裸苗の場合にはそのまま素焼き鉢の同じくらいの大きさのものに入れて育て、ポット苗の場合には一つずつで育て、5月〜6月頃になった場合に植え替えをしましょう。
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