上場祝いに胡蝶蘭

上場祝いに胡蝶蘭

お祝いに贈る花と言えばなんでしょう? やはり、定番は胡蝶蘭ですよね。胡蝶蘭の花言葉は「幸せが飛んでくる」。祝福を表すのにふさわしい花なんです。

 

実は日本国内における胡蝶蘭の歴史は浅く、祝花として認知され始めたのはせいぜいここ20年ほどのことだそう。花ぶりが豪華かつ上品な胡蝶蘭はあっという間に人気を博し、今やお祝いの場に欠かせない存在となっています。

 

お付き合いのある会社の上場祝いにも、前途を祝す気持ちを込めて胡蝶蘭を贈りたいものです。しかし「定番だから」と言うだけの理由で贈っても良いのでしょうか?万が一にも相手先に失礼がないよう、必要なマナーはおさえておきましょう。

 

そもそもなぜ祝花として胡蝶蘭が好まれているのかご存知ですか?前述したように、縁起が良い花言葉がついていること。見た目が美しく華やかであること。それだけでも充分ですが、他にもいくつかの理由があるのです。

 

まず、胡蝶蘭は非常に花持ちが良いのです。2〜3か月は花が咲き続け、環境次第では半年も持つと言います。せっかく大事な相手先に贈るのであれば、長い間花の咲いた姿を楽しんでいただきたいですよね。

 

それに胡蝶蘭は意外と世話が簡単です。水やりは月に2〜3回程度、日光に当てる必要も特にないので室内に飾る花としては最適です。

 

胡蝶蘭は手間がかからない、言ってしまえば「楽な花」なのです。相手先にとって面倒なものを贈らない。それも大切な心配りですよね。

 

また、胡蝶蘭はほとんど匂いがありません。芳香であっても強い花の匂いは人の好みが分かれるものですが、その点胡蝶蘭なら安心です。どんな場所に置いても馴染むので祝花として選ばれるのでしょう。

 

さて、実際に上場祝いとして胡蝶蘭を贈る場合、どんなものを選ぶべきでしょうか。

 

胡蝶蘭の花は白にピンク、赤、紫など淡く可愛らしい色が多いですが、無難なのは白色でしょう。悪目立ちせず周りとマッチしますし、可憐な白色は大体の方に好まれます。しかし1番良いのは、相手先のことを考えて喜んでいただけそうな色を選ぶことです。

 

祝花を贈るタイミングは大事です。上場当日か、もしくは式典に合わせるのが良いですね。確実にお届けしできるよう手筈を整えておきましょう。後から上場したことを知った場合は、お日柄の良い日を選んで贈りましょう。お祝いの気持ちなので遅くなっても失礼になることはありません。

 

上場祝いとして贈る花は3万円以上が相場です。大勢の人の目に触れる場所に飾っていただくことが多いので、大輪のものを選ぶと見栄えが良いと思います。

 

立札には贈り主の企業名や代表名を入れますが、相手先との関係が親密であれば別にメッセージカードを添えるのも好ましいでしょう。

 

いかがでしたか。

 

上場祝いは相手先にとって大変重要なお祝いごとです。敬意を示し、とびきり素敵な胡蝶蘭を贈りましょう。